子どものゲーム時間の噺

「ゲームは1日、1時間まで」
とよく言われて育ったもんです。
でも、みなさん、これ守ったことありますか。私は、ないです。
自分がゲームをするときにも、これほど味気のない、
そして、熱中を妨げるものはないものです。
今、ちょうどいいところなのよ!
そんなゲームの時間制限についてのお噺。。
今の子どもって忙しすぎない?
こんなブログを書いている我が家でも、別にゲームしかやらせていないわけではありません。
我が家ではゲームを始めるためのお勉強ノルマがあります。
①通信教育のワンダーボックス、②知育アプリのシンクシンク、
③トド英語、④とどさんすう。
そして、⑤毎日の運動習慣のためのリングフィットアドベンチャーなど。
これらを3つ以上、クリアしてからでないと好きなゲームを始められないルールです。(大体、所要時間が3~40分)

保育園や学校に行って、時短勤務の妻と子どもが帰宅するのは午後4~5時。
そこから
宿題やって、
明日の準備をして、
毎日のノルマをこなして、
夜ご飯食べて、
お風呂入って、
歯磨きして、
寝る前に家族でストレッチして、
本を読んで、
9時には寝る~
あ、ちなみに、水・金は習い事もありましたわ~

きょうもゲームするじかんなかった、ぽえ~ん。
どせいさんよ、間違えた、息子よ、そりゃ確かに無理があるよ。
私だったら、こんなブラック家庭から抜け出したくなっちゃうよ。
好きに過ごせる時間も必要よね
自分が子供のころは、せいぜい週に1回くらいの習い事があって、
それ以外は、何か友達とゲームするか、1人でゲームするか、ゲームのこと考えるか
ぐらいしかしていなかったわけです。
今の時代、「こどもの体験格差」なんて言われるように、子どもの世界を広げるために、
習い事も大切だってのは、よ~く分かります。
でも、忙しくって、一息つく暇ないよね~
児童心理学について、精通したつもりになれる
「リエゾン こどもの心の診療所」という漫画にこんなセリフがあります。
デフォルトモード・ネットワークというんですが…ぼーっとしている間に頭の中を整理することができますから。
リエゾン 心の診療所 第11巻より引用
ぼーっとする時間の大事さを説く場面ですが、
これを読んだとき、「私の頭は整理されまくっていたんだなー」
ではなく、「子どもにも好きに過ごせる時間が必要だよね~」
と考えるようになりました。(確か、「スパイファミリー」でも同じようなセリフがあったな~)
子育てをする上で、どこを切り取っても、良い漫画だと思いますから、ぜひ読んでみてくださいな。
それでも、子どもは進化する
さて、そんな時間のない子どもたちも、環境に応じて、進化します。
なんと、毎日ノルマを朝早く起きて
保育園・学校に行くまでの時間にやるようになったのです。
大体朝6時ころに、何も声をかけなくても勝手に起床し、
寝ぼけまなこで、リングフィットアドベンチャーのコントローラーを足にセットし始めます。
7時半くらいには、家を出るわけですが、出るころにはノルマは完了し、
しかも、運動・勉強をこなして、なんだかスッキリした顔をしています。

そんな意識高い子に育てた覚えはありません!
ゲームをするための子どもの熱量って半端じゃない。
時間の制限はするまでもないかなぁ
そんなわけで、子どもたちは無事、
家に帰ってきてからの1~2時間のゲーム時間を作り出すことに成功しています。
自分で考えて、効率を追い求めた結果に対して、
私が、自由時間を制限することはありません。
(意外と自由時間もゲームじゃないことをたくさんしていますよ。)
ゲームの時間制限という視点を変えて、まずは自分の子どもたちの生活をよく観察してみることが大事かもしれないですね。
休みの日バージョンはまた今度。
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